あ、すみません。うっかり新年の更新をさぼっておりました。
元気でーす。まあ抗がん剤治療の真っ最中なので元気とかすごく微妙なのですが、ね!
ちょっと気になっていたのは現在行っている抗がん剤治療の副作用について。
そもそもなのですが、抗がん剤と一口にいってもそれはたくさんの種類があるんですよ。
私が受けている、またこれから受けるのはAC療法+パクリタキセルという抗がん剤治療です。
AC療法とはアドリアマイシン(Acriamycin、アドリアマイシンは商品名で一般名はドキソルビシン)とシクロホスファミド(Cyclophosphamide、シクロホスファミドは一般名で商品名はエンドキサン)という2種類の抗がん剤を組み合わせたものです。
抗がん剤治療といえば副作用がつきもの。
代表的なのは脱毛ですね。はい、抜けましたよー。脱毛については別記事で書きたいと思います。
正直脱毛については治療が終わればまた生えてくるので、今は仕方ないと思っています。幸い今はほぼ在宅勤務なので気にする機会が少なくありがたいです。
それよりも私が気になったのは心毒性という副作用。
心毒性とか難しく書いていますが、平たく言うと心臓疾患のリスクです。
今回、治療を受けるにあたって腫瘍内科の先生からは、AC療法については生涯で投与できる量が決まっていることについて説明を受けました。説明を受けた直後はそうなんだー、と思っただけだったのですが、実際に抗がん剤を打った後、数日はなんだか動悸がする気がするんです。
そんなことがあってどれくらいの影響があるのかがにわかに気になってきました。
中でも気になったのは登山への影響。せっかくがんが治っても山に行けなくなるのだとしたら大問題。
生きる意味がないとまでは言いませんが、今や私にとって山は生き甲斐ともいえる活動です。標高の高い山にもまだまだ挑戦したいのに、心臓に不安を抱えて登ることになるとしたら…と不安になりました。
知らないまま不安でいるより調べて心配したいと思い、調べてみました。
その結果出てきたのは以下の記事です。
乳癌治療における心毒性の原因とその対策
https://www.ganjoho.org/knowledge/treatment/SA_100417.pdf
上記の記事で引用されている元文献のリンクも貼っておきます。
http://www.med.umich.edu/cancer/files/congestive-heart-failure-in-doxorubicin-patients.pdf
1ページ目にあるように、AC療法で用いる抗がん剤のひとつであるドキソルビシンの投与量が多くなるにつれ心不全の発症率が指数関数的に上昇していくというものです。以下は引用です。
『ドキソルビシンの場合、400~450mg/㎡以下での心不全の発症率は約5%ですが、投与量が増えると指数関数的に増加します』
今回、私が投与される量は400mg/㎡らしいので、心不全のリスクのぎりぎり上限量を狙って投与するようです。そして、400mg/㎡での65歳以下の心不全リスクはそう多くないようです。
ということで、あまり気にしすぎることなく引き続き治療に取り組みたいと思います!
コメント